企業でよく使うMicrosoft Officeのライセンスを見直すためにMicrosoft社(以下MS社)のEnterprise Agreement(以下EA契約)を検討しているが、よく分からないのでいろいろ調べてみました。うちの会社では、ひとまずWord、Excel、Power Pointが必須です。
以下のMS社のページで概要資料やプログラムガイドを見ましたが、分かりやすいとは言い難いです。
Microsoftに在籍するような頭の良い人には分かりやすいと思いますが。。。
https://www.microsoft.com/ja-jp/Licensing/licensing-programs/enterprise.aspx
目次
Enterprise Agreementの支払い方法
ざっくり言うと、ライセンスの利用権3年分を3分の1ずつ支払うようです。支払いタイミングは年初です。しかし、3年間利用する必要があるらしく、途中解約は無理なようです。。。この点は要注意ですね。
Enterprise Agreementの対象台数
250台以上のPCに導入する企業が対象です。中堅~大企業向けといったところですね。
↑と書いていたのですが、2016年7月1日から最小契約数が500に上がったようです。中小企業向けでは無くなったということでしょうか。勝手な推測ですが、500以下の中小企業はOffice365へ取込むつもりなのでしょうか。それにしてもEA契約の途中でOffice365への移行できるようなパスが、あるような無いようなよく分からない状態です。中堅企業はMS Officeをどうするかいろいろ悩ましいですね。
Enterprise Agreementの契約形態
EA契約は大きく分けて二つの契約形態があるようです。これもガイドや契約書を見てもいまいち分かりにくいです。
- 通常購入版
- サブスクリプション版(通称EAS)
1.の通常購入版は3年間の支払いが終われば、EA契約を解約しても永続ライセンスを保持できるようです。
2.のサブスクリプション版はMS Officeのライセンスを購入するような形ではなく、契約期間中の使用権に対してお金を払う契約です。大まかにいうと、このEA契約を結ぶと3年間のMS Officeの使用権が貰えますが、契約を更新しないとこのMS Officeを使う権利を失うということです。
このEA契約もそうなのですが、「サブスクリプション契約」という表記が出てきたら、期限付きの使用権と理解しましょう。
参考になったサイト
参考になったサイトは以下です。やはり分かりにくいので、皆さん苦労しているようですね。
最後に
いろいろ書きましたが、MicrosoftさんのEA契約は良いプロダクトだと思うんで、今後も続けて欲しいです。あとは願わくば私のように理解力が無い人にも分かりやすい制度と説明資料だといいなぁと思うわけです。