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日本人は本当に外国人と英語で話すのが苦手

自分は現在英会話クラブに入っており、週に一度程度、外国人の先生と日本人の生徒とで英語で雑談をしている。また、今の活動以外にも、これまで他の英会話教室、英語セミナー、会社の同僚の英語など日本人と外国人の英会話をいろいろ見てきて、気づいたことがある。

それはとにかく「多くの日本人は英語で外国人と話すのが得意ではない」ということ。

今更書くまでも無く、外国人も日本人も皆分かっていることだと思うのだが、何度も何度もそういった場を経験してみると、何となく理由が分かってきた。

英語が話せない人は何も怠けているとか、知識が足りないとかそういうことでは無いように思える。むしろまじめな人ほど英語が話せない傾向にある気がする(英語を話せる人が不真面目というわけでは無く)。

英語を読めて、聴けて、書けてTOEICも900点取れるのに殆ど話せない人にも会ったことがある。私なんかよりも遥かに頭が良く、知識がありそうなのに外国人とは全く会話ができないんですよね。

英語以前の問題

自分の場合は英語の文法は好きでは無く、長文も苦手である。そしてネイティブの英語に付いていけるほどの英会話力も無い。

ただし、外国人と英会話で意思疎通するのは苦では無く、それなりにできる。むしろ外国人との英会話は結構楽しい(陽気な人が多いから?)。

では、「それなりにできる」ことと「全くできない」ことの差は何なのか。
そこで、外国人と英会話ができない人を観察してみると、幾つか共通する特徴があるように思えた。
私が気づいたのは以下の点。

  1. 基本的に無口
  2. 声が小さすぎる
  3. 笑顔が殆ど無い、無表情、リアクションが無い
  4. 日本語で自己紹介ができない

上記の内容を少し掘り下げて考えてみたいと思う。

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無口だと全く伝わらない

英語が話せない人によくあるのが、まずコレ。性格は人それぞれなので、無口や口数が少ないのは個性だと思うし、長所でもあると思う。(私は口数が多い方だが。。。)
私が言いたいのは、外国人に英語で何かを伝える時には、とにかく話さないと「何も伝わらない」と言うこと。

極端な例だが、英語の知識はあるが無口な人と、日本語しか話せないおしゃべりな人なら、後者の人の方が外国人に伝えられることは多いと思う。
関西人は外国人とのコミュニケーションが上手いと聞いたことがありますが、それは英語力ではなく外国人だろうと関西弁でガンガン話したりするからかなと。偏見かもしれませんが。

外国人と英語で話す時に、口数が少ない人も大きくは以下の2種類に分かれるかなと思います。

  1. そもそも日本人と日本語で話す時にも口数が少ない人
  2. 普段は口数が少なくないが、英語で外国人と話すと殆ど話せない

「1.」の人はしょうがないにせよ、注目したいのはどちらかというと「2.」。日本人はこの「2.」のパターンが多いのでは無いだろうか。

この「2.」のパターンの要因として、島国だとか外国人が少ない、外国人と接する機会が少ないとかそういった外部要因はもちろんあるのでしょう。それもあるでしょうが、心理的というか文化的な要因もあるような気がする。

恐らくそれは、日本人の「完璧主義」、「失敗を恐れる」、「間違いは恥ずかしい」といったそういった国民性から来ているのではないだろうか。

ただ、こういった性質は外国人に英語でコミュニケーションをする場合には、マイナスに働くことがある。流れはこんな感じだろうか。

(1)英会話に自信が無い
→ (2)発音が下手、文法的に間違ったことを言うのではないかという恐れ
→ (3)口数が少なくなる
→ (4)外国人に意図が伝わらない
→ (5)口数が少ないので、会話が盛り上がらない、成立しない
→ (6)英会話に自信が更に無くなる
→ (7)(1)~(6)を繰り返す
→ (8)全く話せなくなる

口数が少ないならどうするか

無口または口数が少ないならどうするか、それは単純に「口数を増やす」しかない。

間違っていても、伝わりづらくても、とにかく英語で話すということ。それでも無言でいるよりは遥かにこちらが言いたいことを伝えられます。
多少文法や単語が間違っていたところで大した問題ではありません。間違いを恐れたり恥ずかしがったりするかもしれませんが、英会話の場では黙っている方が相手に失礼である可能性があります。

英会話で口数を増やすと以下のような良いことがあります。

  1. 相手に意図が伝わりやすくなる。多少ずれていても、言ったことをヒントに質問をしてくれることがある。
  2. 会話の経験を積めることによって、英会話スキルが上がる
  3. 無言の時間よりは会話が盛り上がる

更に奥の手としては、いっそ外国人に身振り手振りを交えて日本語で伝えましょう。黙っているよりも多くのことが伝えられるはずです。少なくとも「伝えたい」という気持ちだけは伝わるはずです。

声が小さすぎるとそもそも聞こえない

次に問題となるのが「声の大きさ」。英語はそもそも大きな声で発音しないと聞こえない言語。知っての通り英語はイギリスから始まった言語だが、イギリスの場所は北海道よりも北。そんな寒い地域では大きな口なんて開けてられない。日本でも東北弁は口あまり開けずに話す。諸説あるとは思うんですが、口を大きく開けなくても違いが分かるような発音になっていったのかと。
日本語の場合は「あいうえお」である母音を中心とした発音なので、大きな声で発音しなくてもハッキリ聞き取りやすい。英語は逆に子音中心。更にかすれた音が日本語よりも圧倒的に多い。例えば、「フ、ス、ズ、ブ、ドゥ、プ、ク」のような発音。これらの音は深い息や声の大きさが足りないと、基本的に聞こえない。

外国人に英語で話した時に「Ha?」とか「What?」って聞かれると、日本人の場合「自分の英語の発音が悪いから通じない。。。」と思う人がいるかもしれないが、実は「声が小さすぎて聞こえて無い」という事は結構ある気がする。で、こんな悪循環になる。

 (1)英会話に自信が無い
→(2)声が小さい英語になる
→(3)外国人に聞こえない
→(4)外国人から「Ha?」、「What?」、「Sorry?」とか返される
→(5)自分の英語が下手だと勘違いする
→(6)ますます声が小さくなる
→(7)外国人にはもっと聞こえなくなる
→(8)(1)~(7)を繰り返す
→(9)全く話せなくなる

声が小さいならどうするか

声が小さいならどうするか、それは単純に「声を大きくする」ということ。実際の会話の間に大きな声を出すように心がけるのはもちろん、自信が無ければ以下のことを事前にやってみるのはどうでしょうか。

  • 会話の前に発声の練習
  • 気分を高める

ひとまず楽しく話しましょう

次に重要なのが、楽しく話すということ。特に笑顔。日本人が英語で話す時、基本的に笑顔が無さすぎです。酷いと無表情で話す人がいますけど、コレはいろんな意味で損してると思います。

外国人の人は日本人に比べて表情が豊かなような気がします。英語は舌、唇、顔の筋肉の使い方などが日本語と異なります。発音という意味でも表情豊かに話さないと、発生しにくいはずです。

あとは、コミュニケーションの基本として表情を伴った会話の方が圧倒的に言いたいことが伝わります。そして表情の中でも「笑顔」が最も重要です。英会話の中で笑顔を交えるとこんな良いことがあります。

  1. 笑顔は緊張を和らげる
  2. 声の大きさや発声に効果あり
  3. コミュニケーションが円滑になる
  4. 楽しく会話できる

笑顔は緊張を和らげる

日本人の場合、外国人と英語で話すと緊張してしまう人が多いのではないでしょうか。緊張していると、声も小さくなったり、早口になったり、口の動きも悪くなるなど、英語を話すのに良いことはありません。笑顔はそれを大幅に和らげてくれます。無理やりでも良いので笑ってみてください。

声の大きさや発生に効果あり

緊張を和らげるのと少し被りますが、笑顔を交えると声の大きさや発声に良い効果があります。笑うと自然に吐き出す息も大きくなるので発声も良くなります。あと口角も上がりますので、英語の発音に必要な筋肉の動きも良くなります。

コミュニケーションが円滑になる

これも当たり前と言えば当たり前なのですが、怒っている人や不機嫌そうな人よりも楽しそうな人の方がコミュニケーションがしやすいですよね?英語に限らずですが、笑顔があった方がコミュニケーションが円滑に図れます。

楽しく会話できる

これは実は重要です。楽しく会話できないと、英会話さらに英語が苦痛になります。苦痛に感じると覚えが遅くなる上に継続するのが困難になります。とにかく楽しく学びましょう。そして笑顔を交えると楽しく会話ができます。

初めは自己紹介から

英会話を始めてみると、自己紹介をする機会があると思います。新しい生徒、先生、それ以外の出会いなど、まずは自己紹介するはずです。で、この自己紹介が下手な人が多い気がします。下手、苦手なら良いのですが、全くできない人もいます。この自己紹介が上手くいかないと、その後の会話も上手くいかないことがあります。
むしろ自己紹介で話したネタを元に、その後の会話が広がったりします。例えば、具体的な職業、好きなこと、家族、出身などを話すと、その中で興味があることに対して、聞き手も質問をしたりします。

まず日本語で自己紹介できること

英語で自己紹介するのが苦手な人は、そもそも日本語で自己紹介するのもあまり得意では無いような気がします。日本語でできないなら、英語はもっとできないですよね。ということで、英語で自己紹介が苦手な人はまず日本語で自己紹介できるようにしましょう。何なら日本語で言った後に「How can I say…」とかと言えば、周りの誰か翻訳を手伝ってくれるかもしれませんし、聞き手の外国人が少しは日本語が分かれば通じるかもしれません。

一番駄目なのは黙ることでしょう。黙ってしまうと、何も伝わらず、何もヒントが無い状態です。日本語で何が言いたいかも分からないのでフォローのしようがありません。

自己紹介が苦手な人はまず、日本語で言いたいことを事前に考えておきましょう。

「サラリーマンです」とか「OLです」とか言っても無意味

コレ自己紹介が苦手な日本人に多いのですが、「サラリーマンです」とか「OLです」という人です。「I’m Salary-man.」とか「I’m OL」とかは間違っても言わないと思いますが、「I’m office worker.」とか言う人はいるのではないでしょうか。

コレは間違いでは無いのですが、ハッキリ言って自己紹介としては意味がありません。日本人が日本語で「サラリーマンやってます」とか言われても「あ、だよね。」で終わりますよね。コレを聞いてもこの後の話には全く繋がりません。

とにかく具体的に

自己紹介はとにかく具体的な内容を話しましょう。先に書いた通り、「サラリーマンです」だけですと具体性に欠けます。それよりも、「製造業の情報システム担当です」や「システム会社の営業事務です」の方がより具体的で、話も広がります。もし製造業なら、どんな製品の製造業かまで言えたらなお良いです。言えない会社とか言えない職業なら言わなくても良いですが、あまり自意識過剰になる必要は無い気がします。あなたが思っているほど、世間の人はあなたに興味は無いでしょう。

自己紹介で何を言うか分からない場合

何を言うか考え付かない人は、ひとまず以下のようなことを言ってはどうでしょうか。無難過ぎると思う人は、より具体的に言えば良いかと。

  • 働いている会社の業種、会社名(製造業、社名など)
  • 自分の職種(営業、開発など)
  • 家族構成(未婚/既婚、子供の有無、兄弟の有無)
  • 出身地、住んでいる場所
  • 好きなこと(趣味、休日は何をしているかなど)

まとめ

いろいろ偉そうなことを書きましたが、日本人はせっかく持っている英語の知識やスキルを表に出せて無いので勿体ないと思います。とにかく楽しく、大きな声で、恥ずかしがらずに、ジャパニーズイングリッシュを話せば良いと思います。
綺麗な発音、流暢な英語、アクセントなどを悩むのはある程度話せてからで良いでしょう。私もある程度は話せるとはいえ、ネイティブのスピードにはなかなかついていけませんし、発音などもまだまだなので日々楽しく英語を学んでいきたいと思います。

なお、本エントリーはTOEICの700点の壁をなかなか突破できず、TOEIC高得点者への軽い嫉妬交じりに書いた戯言ですが誰かのお役に立てれば幸いです。